なぜこれほどまでにやる気が出ないんだ!!仕事や勉強、家事や趣味、やらなければいけないことはごまんとあるのに、全く手がつかないじゃないか!!自分はダメ人間なんだ….何をやってもダメなんだ…
このような状態に陥っている方!取り敢えず深呼吸でもして、いったん落ち着きましょう。
やる気が出ないときの原因は人それぞれですが、一般的には以下のようなものが当てはまるのではないでしょうか。
- ストレスや疲労、不安や悩み
- 睡眠・栄養・運動不足
- 目標があいまい、やる意味が見出せない、報酬が少ないなどの理由でモチベーション維持ができない
- 環境が合わない、習慣が悪い、計画が立てられない
やる気が出ないときには、これらの原因に応じて対処することが大切です。しかし、やる気が出ないときには、対処すること自体が難しいですよね。そこで、元自衛官である私がやる気が出ないときに試したい自衛隊流の対処法を3つ紹介します。これらの対処法は、少しクセがあり、場所によってはできない方法もありますが効果的な方法です。それでは紹介します!
1 雄たけびを上げて、自分を奮い立たせる
この方法は大声を出すだけのシンプルなものですが、自分の感情や思考を強制的に変えて、やる気を高める効果があります。
やり方としては、「やるぞおおぉぉ!!」「うおおぉぉ!!」など、どのような言葉でも構わないので、ただ叫ぶだけです。
これをすると、怠いや面倒くさいなどの気持ちが吹き飛びます。
注意点としては、場所を考えることです。周りに人がいないことを確認してから行いましょう。どうしても無理なら、枕などに顔を埋めて叫びましょう。音が半減します。
この方法は、私が自衛官だった頃に見つけました。
教育期間中の体力検定の種目で3000m走というものがあったのですが、陸上部の方なら分かる方いらっしゃると思うのですが、最後の頑張りが重要なのです。ここを頑張ることで何人も追い抜き、タイムを縮めることが可能なのです。
しかし、呼吸困難で疲れ切った状態での最後の走りは、相当な気合が必要です。その時に教官から教えてもらった方法が大声で叫べということでした。試してみたら、恥ずかしさ以上に効果はありました。
ゴールまで100mに迫った所で、「おっしゃああぁぁ!!」と絶叫したら、なぜか気合が湧き出て、疲れてるはずなのに猛ダッシュで3人ぐらい追い抜いてゴールしました。
この方法ならやる気が出ないときでも使えるんじゃないかということで試してみたら、大正解でした。
中々にやりづらい方法ではありますが、やってみる価値はあると思います。
2 人から声援を受ける
大抵の人間は、応援されたり、褒められたりするとパフォーマンスが上がります。これを転用したのが、他人から声援を受けるという方法です。
やり方は、親や子供、友人、同僚など仲の良い人なら誰でもいいです。とにかく自分を応援してくれと伝えてください。褒めたり、奮い立たせてくれる言葉など何でもいいので、応援されましょう!
これをされると、何が何でもやらなければならぬという強い気持ちが生まれます。怠さや面倒くさいという気持ちが後ずさりします。
この方法も自衛官時代に考案したものです。
せっかくの休日なのに、来週提出予定の仕事を終わらせなければならない時がありました。
当然やる気は出ません。それもそのはず、金曜日の終礼後に突如先輩から伝えられ、月曜日の朝礼前までに提出しろということです。やる気など微塵も湧きませんでした。
しかし、やらなければ週初めの朝っぱらから説教を受け、外出禁止を言い渡されるのは目に見えていました。
絶対にやらなければならないのにやる気が出ず、ベッドの上でスマホを弄り倒す虚無の時間が過ぎていく。さすがにこのままではマズい。
私は、一緒に住んでいる仲の良い後輩に、とにかく俺を奮い立たせてくれという冗談を言いました。
そこで後輩がとった行動が、私を全力で応援しまくるという方法でした。
「○○さんならいけます!!」
「○○さん最高!日本一!」
「○○さんカッコいい!!」
「○○さん優秀なんで、仕事なんて一瞬で終わるっすよ!!」
といった言葉を連呼していました。最初は爆笑しましたが、言われ続けたらやる気が出てきて、その勢いのまま仕事を終わらせることができました。
それからは、度々後輩に頼み込んで、やる気を上げてもらい、窮地を乗り切ってきました。この方法の効果はすごいです。
注意点としては、自分に付き合ってくれる人がいない場合はできないという点です。私は自衛隊を辞めてからは、この方法は使用できていないです。
3 何も考えずに寝る
やる気が起きない理由が疲れや睡眠不足でしたら、もう寝ましょう。疲れている状態や寝不足でやる気を出せる人は、一部の強靭なメンタルや肉体を持ち合わせている人だけです。
本当に切羽詰まった状態でなければ、何も考えずにスマホを触ることをやめて寝ましょう!体がスッキリして、やる気が出やすくなります。
自衛官時代に私よりも10歳年上の先輩から言われたことですが、「寝れる奴は強い」ということです。
自衛官は、訓練中などはまともな睡眠をとることができません。状況開始から数時間休憩なしでノンストップは当たり前でした。仮眠場所も車の座席が一番恵まれていました。それ以外はトラックの荷台や歩哨壕で居眠りするなどしかありません。
当然、熟睡できませんし、疲れもとりにくいです。しかし、寝れるときに寝とかないと、次の行動も数時間休憩がとれなかったり、眠い状態で動いたところでパフォーマンスも上がりません。
その先輩は、東日本大震災の災害派遣経験者でした。現場は劣悪で1か月間お風呂に入れず、隊員全員が異様な体臭を放っていたそうです。
しかし、その状態でも十分な仮眠をとっていたため、パフォーマンスとモチベーションともに維持できていたそうです。
先輩が言うようにどのような状態でも寝れる人はすごいです。私の同期でも屋外の屋根がない場所で、雨に打たれながら、水たまりの中で爆睡していた人や、雨と泥でぐちゃぐちゃな状態のトラックの荷台で横になって寝ている人は、メンタルと体ともに強かったです。
疲れていたり、寝不足状態の人は、やる気を出す前に寝て体力を少しでも回復しておきましょう。やる気を出すのはそれからです。
まとめ
今回は、元自衛官である私の経験をもとにやる気を出す方法を紹介しました。
多分、ほとんどの方が実践するのが難しい方法だと思います。しかし、試す価値ありです。個人差があると思うので、試してやる気が出なかった方、申し訳ございません。
あと、やる気が出ずに物事に取り組めない自分をダメな奴とか、何をやってもダメなんだと自分を卑下する方いらっしゃると思います。
しかし、自分を卑下してしまうと、よりモチベーションが削がれます。精神的にも良くないです。
やる気が出ないのは、普通のことです。やる気を自分の力で出すことができる人は一握りです。
自分で自分を卑下するのだけは、やめましょう!あなたはダメ人間ではないですよ。
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