【ザ・人手不足】接客業の現状

社会問題
「人手が少ない!」
「そもそも求人に誰も申し込んでこない!」
「中々シフトに入ってくれない!」
これらは接客業あるあるな悩み事だとだと思います。
もちろんこの他にも思うことはあると思います。
今回は、自衛隊を辞めてからキッチン用品店でのアルバイトをしていた私が
自身の感想や出来事も含めながら接客業の現状について語っていこうと思います。
あくまでも私の個人的な感想です。

1.初めての本格的なアルバイト

私は自衛隊を退職するまで人生で本格的なアルバイトを
経験したことがありませんでした。
厳密には経験はあるのですが、年末年始限定の郵便局での年賀はがきの仕分け作業や単発の倉庫での荷物仕分け作業です
どの仕事も1週間も働いていないので本当にアルバイトなのか?という感じのお仕事ばかりです。
その中でキッチン用品店でのアルバイトは、唯一長く働いたアルバイトです。
長いと言っても一年間だけですが(笑)
キッチン用品店で働こうと思った理由は、単純に穏やかな人が多くて働きやすそうと思ったからです。
実際、穏やかな人が多くて、人間関係に問題はありませんでした。

2.習うより慣れろな研修

初めての本格的なアルバイトということもあり、
初日はめちゃくちゃ緊張していました。
商品の説明を受けはしましたが、2時間程度でした。
そのあとは店頭に出て、いきなり接客です(笑)
とても衝撃を受けましたがやるしかありません。
元自衛官ともあり、度胸はあったので臆せず話かけることはできました。
しかし、商品の知識は当然無いので会話は続けられなかったです。
とにかくコミュ力が求められる仕事だということを改めて実感しました。

3.仕事が慣れるにつれて、見えてくる問題

努力や慣れのおかげで、約3か月で私はレジ打ちや在庫管理も任せられるまでに成長していました。
同時に周囲のことも見れるようになっていき、お店の置かれている状況も理解できてきました。
・人が2カ月ごとに辞めていく
・採用面接に応募してくるのは、中国人とベトナム人がほとんど
・若い人が少ないため、長時間の立ち仕事に耐えられない人がほとんど
・現場が人手不足で労力が足りていないことを知っているはずなのに、仕事内容を増やす本部
・物価高でも5年前から変わらない時給
これを見るとブラックな職場だなと思うかもしれないですが、店長や店員の方々はやさしい方ばかりだったので、当時はそこまでひどい職場ではないと思っていました(笑)

4.現在の接客業を取り巻く環境は非常に厳しい

私の勤めていた店舗はまだ余裕がありましたが、これよりもさらに厳しい店舗がほとんどだと思います。
外資系のアパレルショップは時給も高くて魅力的ですが、それでも従業員が集まりません。
外資系でさえもこのような状況なので、普通のお店はさらに人手不足で苦しんでいると思います。
最近は、人手不足倒産も相次いでいるので相当深刻な状況です。
時給が高くても人が集まるとは限りません。
そもそも若年者の人口が少なく、他の業界との取り合いになってしまっているので分が悪いです。
それに加え、最近はホワイトカラーの仕事が人気なので、ますます厳しいです。
人手不足を解決するための様々な対策はありますが、正解を見つけるのは非常に難しいです。

5.まとめ

正直これから、この業界がどうなっていくのかは分からないです。
ロボットやAIの進歩で解決に向かっていくのかもしれないですし、開店時間の短縮と定休日の増加、中年層と外国人の積極的な登用で耐えしのぐのかもしれません。
ただ言えるのは、接客業は絶対に必要な業種であり、無くなることはないということです。
日本の接客は間違いなく世界トップレベルですが、様々な犠牲の上で成り立っています。
無くならない業種だと思いますが、未来の接客業は私たちが知っている接客業ではなくなっているのかもしれません。

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